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改訂版:よさこい哲学注入②

その2

お断わりしておきますが、今から書く事は、 あくまでも高知で

営まれてきた事をお伝えするだけでありまして、決してこうじゃない

といけない!では、ありませんので、あしからず。

■地方車とその他の車両について少しお話しましょう

高知の地方車の音量をそのまま高知市外に持っていって同じレベルで

音を出したら確実に祭りの代表者は、一晩、檻の中でしょう(笑)

何故そんなに音の大きさがエスカレートしたのかは、

高知の会場で一箇所だけチームが平行して踊って行く「追手筋本部競演場」

というのがありまして、ここの会場だけは、当然、隣接チームの地方車の音が

混ざってきます。 この時に隣のチームが、自チームより性能が上のPA機材

(音響システム)を地方車に載せていたらアウト!物理的に自チームの音は

打ち消されて、隣のチームの曲で踊るハメになってしまったり、ラインアレーの

スピーカー積載地方車が増えてきた昨今は、音が真っ直ぐ飛ぶようになり、前の

チームの音が、次に踊ってくる後ろのチームの音を打ち消すという現象も起きて

いますが、そんな状況下でも、かすかに聞こえる自チームの曲で踊れるように

経済的弱小チームは、練習しているのですが、いくら良いPA機材を載せている

地方車でも、楽曲ソフトの音入れ状況が悪いと音が出ないのですねこれが!

この競い合いが、チープな機材での音作りの技術を上げてきたのは事実です。

もう一つ、隣接レーンの地方車の位置と自チーム地方車の位置をずらす

テクニックも必要です。これは、裏方の経験と腕の見せ所でもあるのです。

地方車には、事の他高知のチームは思い入れをこめております。

決して、自走する大型ラジカセではありません。

別名「山車」(だし)とも呼び、チームを先頭でひっぱっていく顔であり看板

でもあります。神輿と思って頂いてもかまわないでしょう。

地方車の上に乗るMCや煽りスタッフは、踊り子の先頭で踊る踊り子と

同等のチームの要でもあります。

軽四輪の可愛い地方車から、規制上限一杯の全長9mの4t車まで、

チームのサイズに合った地方車があります。この地方車のデザインを

決めて製作するのもチームを組み立てる上で楽しみの一つです。

地方車も衣装と同じで、お金を掛けようと思えば際限がありません。

地方車デザインから踊り子隊全部が、チーム作りの評価基準と

なります。そして、高知では、地方車を持ってないとよさこい祭りに

参加が出来ません。ですからよさこい祭り本番では、貸し出し

地方車はありません。戦後復興イベントとして生まれたよさこい祭りは、

電気が必要な祭りです。地方車に積載している発電機や音響機材が

壊れたら、100人以上の踊り子を路頭に迷わすという結果を生んで

しまうのです。地方班の責任は重大です。

平均的なチームには、地方車の他に踊り子の水分補給の為の

給水車(ドリンク車)、そして救護車と普通1チームで3台の車両を使います。

その他に移動用のバスが、人数制限一杯の150人チームは3台います。

勿論路面電車を使って移動するチームもあります。150人チームで普通、

踊らないチームを仕切っている専門スタッフが10人以上チームには付い

ています。このスタッフが多いチームほど踊り子を集客する力もあります。

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