« 改訂版:よさこい哲学注入⑦ | トップページ | 改訂版:よさこい哲学注入⑨ »

改訂版:よさこい哲学注入⑧

その8

■ ここではチームから少し離れて「よさこい祭り」で
一番大事なところのお話です・・・

高知の「よさこい祭り」は、神様が付いていない
のに何故お祭りに近いのか?
それは62年の歴史だけではありません62年続く

には原因や要因があります。

「よさこい祭り」は、市民参加の幅が広いからだと思います。
その柱に競演場、演舞場があります。

競演場の運営は、商店街や町内会が独自の運営して
います。競演場は、小学校の校区エリヤで一会場が
目安です。

各競演場を運営するために、商店街振興組合や町内会は、
自らもお金と人を出し合いその上、競演場の周りの校区、
町内エリヤ1軒々祝儀(寄付)を募りに7月の初旬から一斉に
廻り始めるのです。

この行為は、まったく目立ちませんが、ここに「よさこい祭り」
の秘密が隠されています。祝儀を募る行為は大変な労力と
人数を必要とします。この行為は、一見お金集めですが実は、
よさこい祭りに対して各家庭・個人が祝儀を出すという行為が、
よさこい祭りの告知になり、合わせて祭りへの参加・応援、認
証を受けている事になります。

これが、戦後、街の活性化イベントとして生まれているにも関わ
らず祭りに近く見えたり思える肝だと私は見ています。
後発の札幌でも新琴似や平岸は、これと同じ様に町が動いています。
その、祝儀を頂けないお宅(非協力者・反対者)にも顔を出して叱られ
たりして、その方々のガス抜きも兼ねてしてます。(いやですけどね!)

この仕組みは、昔から続いている日本の祭り組織に近いですね。
昔からの祭りは、神様を祀り地域に根ざして、青年団が主体となって
祭りが動くのを親会がバックとなり見守って街や村を継承していく、
災害訓練でもありました。
町内から集められた祝儀を元に競演場を16の地域で準備をして祭り
本番に備えています。

商工会議所は、各企業に寄付を募って回ります。
よさこい祭りは、土日に開催日が重なる事は少なく、日常の営業
活動に支障をきたしたり、ご迷惑を掛けていることは確かなのです。

祭り本番では、各競演場の終点に、一生懸命踊ってくる踊り子の為に
冷たい飲み物を用意して接待をします。 接待を受けた踊り子の
「ありがとうご馳走様」の一言を聞くと「次も頑張って!」「よっしゃー!
やってくるきー!」 接待所の皆さんは、この声を聞くと、また来年も頑張
ろうになるんです。
接待所の係りの人達は、踊りを見るゆとりは、全くありません。近年は、
参加チームが増えたため、食事すらままならないのです。
競演場で踊るチームの受付、地方車とチームの出発誘導 会場の横道
の交通整理等、祭りの見物人、演舞会場の運営側とチーム側との絶妙な
バランスで祭りは進んでいきます。
チームを「神輿」とすれば、それを62年脈々と担いで来た街、そして町衆
の積み上げは、「よさこい祭り」の最大の財産なのです。
チームと踊り子だけでは、決して「よさこい祭り」は、『祭り』として成立し
ないのです。

|

« 改訂版:よさこい哲学注入⑦ | トップページ | 改訂版:よさこい哲学注入⑨ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 改訂版:よさこい哲学注入⑦ | トップページ | 改訂版:よさこい哲学注入⑨ »