« 秋の夜長に暇つぶし | トップページ | 秋の夜長番外編:升形龍馬生誕祭 »

秋の夜長の暇つぶし【2】

第40回(1993年)第40回に向けて開催される

「よさこい祭振興会総会」に上町競演場会長の
代理として、副会長の私が参加をする様に言われて、開催場所である
商工会議所に初めて出向きました。少し早めに着くと会議室の前のロビーで
やはり升形競演場の代表として来ていた旧知のKと会ったのです。

「第一回目からよさこい祭りには貢献している上町競演場の代表として、
思った事を何でも言ってきて良いんだぞ!」と会長に背中を押されて
来たものの、心細かった私にとって、旧友がいた事により、かなり安心した
事を憶えています。

その日は、先によさこい祭り振興会の理事会を行いその後に総会が
行なわれる予定だったので、後から来た梅の辻競演場の代表者のKを
交えて3名で雑談をしながらロビーで待っていました。
既に総会開催時間を過ぎてしまっている事に気付いた私は、時折バタバタと
走って忙しそうに理事会が行なわれている会議室に出入りする事務局員を
捕まえて、「総会はまだ開催されないの?」と尋ねたのですが「今忙しいです
から!」等とまるで我々など眼中にないような対応をされて、ちょっとムッと
しながらもおとなしく待っていました。

ふと時計に目をやると、開催予定時間を20分はゆうに過ぎていることに
気付いた頃、会場のドアが開きました。
やっと始まると思った我々3人は中に入ろうと立ち上がりドアの方に向
かいました。しかしドアの開いた部屋の向こうには信じられない現実が
あったのです。なんと理事会も総会もメンバーは殆ど同じなので、理事会
からそのまま 議長裁量で総会に切り替えて総会も終了したというのです。

その言葉に唖然としているところに「来てるんなら何故入ってこなかった」と
逆に問い詰められる始末、この現実を体感させられて 私は、頭が真っ白に
なった。40年間営々と地域ぐるみでよさこい祭りを支え続けている競演場の
代表がなぜこんな扱いを受けるのか?
よさこい祭りの主催である振興会は競演場をその程度にしか考えていない
という事実を上町の人達にどう伝えればいいのだろう? 
そんな思いが頭の中を錯綜しました。形式ばった事が大嫌いで粗野な性格の
私にとっては、会長に言われたから半分いやいや行った「よさこい祭振興会」
だったのですが、突然その「よさこい祭振興会」に思いっきり蹴りをぶち込ま
れた気がしました。

しかしどうしてよいかも分らないので、
頭はまだ白いまま上町にすごすご帰ってきました。
その日は仕事も手につかないまま日も暮れて、自宅に帰ったのですが、
時がたつにつれ段々と怒りが増幅し始めて、生まれて初めてのなんだか
分らない怒りで、一睡もすることが出来ない夜を過ごしました。
生まれて初めてのこの感情、これは怒りなのか何なのか?

ここから私のよさこいに対する気持ちが大きく変化したのです。
このままじゃ何かすっきりしない、駄目だと思った私は朝一番で升形のKに
電話を入れて相談し、各競演場の代表者にも経緯を説明し承認を得て
「よさこい祭競演場連合会」を発足しました。
そして「よさこい祭競演場連合会」として「よさこい祭振興会会長」に
要望書と質問状を提出したのです。

事件があってから会の定款の作成そして会の発足、要望書と質問状提出までに
わずか4日間というスピードでした。
この「よさこい祭競演場連合会」を発足した訳は、よさこい祭りの主催で
ある「よさこい祭り振興会」が、競演場に対してどの様な感覚を抱いているか
を、つまり競演場のよさこい祭りに対する思いと振興会の思いとのギャップを
各競演場のみなさんに告知して認識してもらう事でした。

さらに今までは、各競演場が独自の運営方法でバラバラに運営していた状況から、
よさこい祭り全体の中で、連動しながら各競演場の位置付けと、役割分担と
いう考え方を各競演場に持って欲しかったのです。
もう一つは、よさこい祭振興会理事や事務局の方たちに、よさこい祭りにおける
地区競演場が果たしている祭りの受け皿としての重要性を、もう一度理解して
欲しかった事もあります。

未だに重要性の理解は出来ているとは思えないのが現状ですが。

私はよさこい祭競演場連合会会長として誰か競演場の重鎮に会長職を
やってもらう腹積もりでしたが、選挙の結果私自身が会長になる事が
決まってしまいました。
振興会に提出した要望書と質問状に対して書面で回答を求めたのですが
とうとう貰えずじまいで、口頭で手打ちとなり要望書通り各競演場の
代表者が全員、よさこい祭振興会理事に正式に任命されました。

また、この年からよさこい祭り振興会企画部に作業委員会が、
会議所議員であるK氏の提案で発足し私も参加することになっていました。
これが切っ掛けで本格的によさこい祭り全体の枠に近い立場での動きに
参画するようになっていくのです。

当時よさこい祭振興会事務局長のS氏を中心に、作業委員会は週一ペースで、
なんと商工会議所会頭室を使い会議を重ねました。
作業委員会で出た議題は、前夜祭の運営進行管理、ヨサコイソーランの
動向の把握、第50回までの回数ごとの中期計画立案、よさこい読本の
発刊等、急務に作業を実行に移さなければいけない事が一気に上がりました。
この時出来た中期計画に則って、私は仲間たちと50回まで出来る事だけで
すが計画の実行を微力ながら進めてきました。
もちろんこの中期計画はよさこい祭り振興会に提出し承認をされたのです。
しかし、振興会で承認はされたものの誰がやるの?原資は?
これは高知のやり方の特徴でもあるのですが、各個人や団体や企業が
出来ることを持ち寄り作るのが高知のよさこい祭りのスタイルなので、
祭りを全体として捉えるこのような計画はなかなか予定通りには進みません。

どんどん進化していくヨサコイソーランの膨張を横目で見ながら、
私やⅠが高知での経験からソーランのH君にアドバイスをすると翌年は確実に
こなしてくる、それに引き換え高知は動かない、動けない?
比べるものが出来ると、何かに追われている気がしないでもありませんでした。
今思うと、自分の意思ではなく、よさこいの何かに動かされ始めたような気が
します?

                (笑)・・・・・・つづく

|

« 秋の夜長に暇つぶし | トップページ | 秋の夜長番外編:升形龍馬生誕祭 »

コメント

早く続けてください。
おもしろいです。
升形のkさんやカシラも今の僕より若い頃から重要なポジションで頑張ってられたんですね。

投稿: ひげPAPA | 2005年10月15日 (土) 21時55分

すごい経験をしてきたんですね。
なんか読んでいくにつれてドキドキしてきます。
偶然が偶然を呼んで、まるで道が決まっていたかのよう。
この先も、とても楽しみです。

あ、ウチのBlogのリンクに追加させてください。
「よさこいBlog」の項目に入れておきます。

投稿: にしま | 2005年10月15日 (土) 23時50分

ひげpapa覗いてたんや(^-^)ノ~~
福岡屋台攻略は実現したんかあ?
早く書けって言われてもねぇ(笑)

投稿: kashira | 2005年10月15日 (土) 23時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/5618/101505

この記事へのトラックバック一覧です: 秋の夜長の暇つぶし【2】:

« 秋の夜長に暇つぶし | トップページ | 秋の夜長番外編:升形龍馬生誕祭 »